株式会社昭栄家具センターのこと


機械加工と手加工

 株式会社昭栄家具センターは明治25年に彦太郎が足利市内で「建彦」の屋号で木工業を創業したことがはじまりです。戦中も近隣の中島飛行場で職人と木工業を継続し、創業から現在まで木工業を絶やすことなく続けてきました。私達は、脈々と継承されてきた木工加工技術、そして多くの経験から生まれた新しい技術をあわせもっています。

 足利市の郊外に建てられた工場内には、量産にも対応できる機械設備、プログラム制御で加工するNC加工機も備えております。それらの機械と高い技術力を生かしてものつくりをしております。

 主な生業である家具の製造は0.1㎜単位以下での精度で作り上げます。木工加工の精密な加工を機械で行い、あいまいな加減が必要な加工の時は、一つ一つ手作業で加工を行います。機械でつくられたものも最後に手作業で仕上げてバランスを取ります。そのバランスの加減も長い間の経験があるからこそできることです。

 機械加工と手加工の両方をうまく組み合わせて効率よく、より品質の高いものつくりを目指しています。


森と木と人の間で

私たちの一番大事な仕事は、森から授かった貴重な木材と真摯に向き合い、道具として新たな命を吹き込み。使う人への橋渡しをしていくことです。  

木材の適材適所。木材には材種ごとに特徴があり、私たちの長い年月培われてきた木工加工技術でその特徴を生かしていくことは大切です。又、授かった木材を余すことなく使っていく取り組みを大事にしています。

  • 地元の山の再興「ASHIKAGA AID」プロジェクトへの参加
  • 端材の利用。近隣小学校へのワークショップ活動への材料提供等
  • おがくずの活用 近隣の馬小屋へ無償提供
  • 木くず バイオマス燃料への活用